14県目:ブリーラム県
どうも、結末ばかりに気を取られこの瞬間(とき)を楽しめないことでお馴染みキャベツ次郎です。
1泊2日のイサーン旅、1日目はナコーンラーチャシーマー県のピマーイ遺跡に行きましたが2日目はブリーラム県にある2つの遺跡を目指します。
遺跡はコラートから車で2時間ほど離れた場所にあり、ブリーラムの市街地からもかなり遠いので、今回はコラートでGrabのハイヤーを予約しました(8時間)。コロナ期間中の当時だと6000円くらいでいけたと思いますが、今はもっと高いでしょうね。
1つ目の遺跡「パノムルン遺跡」に到着です。
参道から見えるクメール様式が美しくてテンションが上がります。
参道を歩いて遺跡に向かいます。
パノムルン遺跡はピマーイやアンコールワットと同じくクメール王朝によって作られた遺跡で時期的には少しあとの13世紀くらいに遺跡の大部分が作られたとのこと。
綺麗に整備された参道。
入口のレリーフが雰囲気あります。
クオリティ高し。
パノムルンは小高い山の上にあるので、空気がスッキリとしている感じでした。
もう一つの遺跡はパノムルンから車で10分ほどです。
もう一つの遺跡「ムアンタム遺跡」です。
大きさは他の遺跡に比べるとやや小ぶりで、さっと見るだけなら30分ほどで見れます。
お堀に囲まれていて、池とのコントラストがいい感じです。
歴史自体はかなり古く、ピマーイと同じく11世紀とのこと。
逆さムアンタム、ムタンアム。
サイドの装飾が綺麗過ぎるんですが復元でしょうか…。
ブリーラムは他にサッカーやBLACKPINKのリサの出身地として有名なのですが、今回は町の中心部には行かず、また今度に。
イサーンには結構色々なクメール遺跡があるので、興味のある方は是非。
タイ全県制覇:残り60県
13県目:ナコーンラーチャシーマー県
どうも、赤いきつねより緑のたぬき派でお馴染みキャベツ次郎です。
今回はタイに来て初めての泊まり旅、タイ東北部の中心地ナコーンラーチャシーマー県の旅をお届けします。
県のシンボルは女傑ヤー・モー。
ヤー・モー(モー夫人)は旦那が留守中に攻めてきたラオス軍を町のみんなを率いて代わりに追い払った肝っ玉母ちゃんとして、コラートの人々に崇められています。
また、ナコーンラーチャシーマーは通称コラートと呼ばれていて長い正式名称よりもこっちの方がよく聞くかもしれません。
タイ国政府観光庁様サイトよりhttps://www.thailandtravel.or.jp/areainfo/thailand-map/
黄色の部分が今回行くタイ東北部、イサーンと呼ばれる地域です。歴史的・地理的に周辺のカンボジアやラオスとの結びつきが強く、バンコクなどのタイ中央部とは異なる文化を持つことで知られています。
5時45分バンコク発、10時コラート着のSpecial Expressで向かいます。
実際の到着は9時55分でした。遅れの多いタイ国鉄ですが、まさか早く着くとは。
コラートはバンコクに次いで人口約250万人の大都市ですが、国鉄の駅は郊外にあるのでこんな程度の小さな駅です。タイにはバンコク以外は駅ビルみたいなものはありません。
今回は1泊2日で、初日にコラート、2日目に隣県のブリーラムに行く予定です。
まずはコラートの有名観光スポット「ピマーイ歴史公園」へバスで向かいます。
例によって駅とバスターミナルは離れているので、バイタクで10分ほどかけてバスターミナルへ。
バスターミナルからピマーイまでは約1時間です。
到着です。
ピマーイ遺跡はアンコールワットなどと同じくクメール王朝の遺跡で、規模としては劣るもののアンコールワットよりも1世紀ほど歴史は古く、11世紀ごろに作られたと言われています。
クメール遺跡の特徴、ラテライト(紅土)が目立ちます。メコン川が赤茶色に濁っているのもこのラテライトのせいだとか。
この窓の石柱なんかはかなりアンコールワットに似てますね。
ボス戦の雰囲気…。
遺跡と併設されているミュージアムをみたら、近くにあるサイ・ンガームに向かいました。
サイ・ンガームは超巨大な菩提樹で、森のように見えますが実際は全てつながった一本の木だとのこと。
…。超浸水。
前日がスコールだったとのことで中には入れませんでした。
ので、コラートの中心部に帰ります。
…
コラートの町のランドマークといえば、ヤー・モー像のある広場になります。
決して大都会という感じではないですが、周りはカフェなどお店がいっぱいあります。
おされな映えスポットも。
街中のおすすめスポットとして鍾乳洞寺院Wat Phayapにも行ってみます。
鍾乳洞の中は涼しいからかサボ…休んでいたお坊さんがいて頑張って色々説明してくれたのですが、タイ語だったのでほぼわかりませんでした…。とりあえず鍾乳洞は長い歴史をかけてできたものらしいです。
夕飯を食べにバンコク、シラチャー在住者にはお馴染みのターミナル21にやってきました。これがあるだけで他のタイの地方都市には勝ち目は無いですね。
イサーンといえば料理も有名で、主なものでソムタム、ガイヤーン、ラープなどのタイ料理はイサーンが本場です。そんななかワタクシが夕飯に選んだのは…
どーん!やよい軒!!
今思い返すと謎過ぎる…。
旅行先で全国チェーン選ぶやつとは仲良くなれない派の自分がなぜやよい軒を選んだのか…。
バンガシアスドリーとかいう謎魚、チャレンジしたかったですが残念ながら売り切れ。
最終的に選んだのはラーメンでした…。
この当時11月頭、早過ぎるクリスマスツリーに私の頭も混乱していたのでしょうか。
旅2日目ブリーラム県に続きます…。
タイ全県制覇:残り61県
12県目:ロッブリー県
どうも、座右の銘はtoki@meki../でお馴染みキャベツ次郎です。
前回サラブリー県で一級王室寺院Wat Phra Phutthabatを参拝し、時間があるので隣県のロッブリー県も行ってみたいと思います。
Wat Phra Phutthabatからロッブリーの市街地までは車で30分ほどです。
ミニバスでロッブリーのバスターミナルまで来ました。ロッブリーのバスターミナルは比較的市街地の近くにあります。
案内図。左下が現在地。西の方に向かうと鉄道駅があるので行ってみます。
バスターミナル前のロータリー。
歩いて30分ほどで駅に到着です。
駅の向かいにクメール遺跡Wat Phrasi Rattana Mahathatがあるので覗いてみます。
雨のおかげでめちゃくちゃ神秘的…。RPGなら確実にここでボス戦です。
目が光って戦闘になりそう…。
何か封じられてそう…。
RPG好きな方にはとてもオススメのお寺です。
町の中に名もない遺跡が同化しています。
次にやってきたのは町のシンボルともいえるPhra Prang Sam Yot。
しかしどうやらこの町は完全に奴等(サル)に占拠されてしまったようです。
隊長!完全にここは奴等に占拠されています!
ブッダも奴等の前には形無しです。
赤いケツを向けて完全に舐めきっています。
命からがら逃げたした先はSan Phra Karnというお寺。この町の支配者、お猿を祀るお寺です。
この町はもう終わりじゃ…。
我々人間はなす術もなく新たなる支配者の一挙手一投足を見つめるだけ…。
我々人間の住処ももはや無事では済まされません。
This is 弱肉強食
これ以上の滞在は奴等に襲われる危険ありと尻尾を巻いてバンコクに撤退です。
クメール遺跡も素晴らしいですし、リアル猿の惑星感を味わえるロッブリー、かなりオススメです。
タイ全県制覇:残り62県
11県目:サラブリー県
どうも、カップ麺は気持ちお湯少なめ、規定時間の30秒前に食べ始めるでお馴染みキャベツ次郎です。
今回行くのはバンコクから北東へ車で2時間、サラブリー県になります。
サラブリーは12月ごろのひまわり畑が有名ですが、通年で見れる最大のスポットは「Wat Phra Phutthabat」というお寺になります。
タイの最上位のお寺6つのうち4つ(ワットポー等)はバンコクにありますが、このWat Phra Phutthabatは数少ないバンコク以外にある最上位寺になります。ちなみにあとの1つは4県目で行ったナコーンパトムのPhra Pathommachediになります。
入り口には魔除けの鬼ヤックが。空港にも大きなヤックがいてよく写真が撮られていますね。
本日はあいにくの天気です。
こちらがモンドップとよばれる建物で、この中にあるブッダの足跡が刻まれた石が非常に神聖なものとしてこのお寺のランクを高めています。
建物の装飾も非常に立派です。
こちらが仏足石。参拝者は金箔を貼ったりお賽銭みたいな感じでお金を入れていきます。
内部もキンキラでゴージャスな感じが漂ってます。
参拝自体は30分程度で終わるかと思います。
せっかくここまで来たのでサラブリーの隣県も行こうと思います。
タイ全県制覇:残り63県
10県目:アーントーン県
どうも、小学一年生の時に縄跳びが一回も飛べず泣いたことがあるでお馴染みキャベツ次郎です。
記念すべき10県目、今回はバンコクから北に約120キロ、アユタヤの北隣にあるアーントーン県を訪れます。
アーントーンには鉄道が無いため行く場合はバスかタクシーになります。今回はGrabでタクシーを呼んで行くことにしました。
今回の目的地は一つだけ、タイで1番大きな仏像のある「Wat Muang」です。
こちらの仏像の高さは93m。奈良の大仏が15mということを考えるとめちゃくちゃ巨大です。
ここのお寺、巨大仏像以外にもいくつか見所があります。
まずは鏡張りの銀のお寺ゾーン。
中はめちゃくちゃキンキラキンです。
天井まで鏡張り。
次は地獄寺ゾーン。生前の悪行により地獄で受ける罰をオブジェで見せるもので仏教国タイにはたくさんの地獄寺があるのですが、オブジェがかなりグロキモになっています。その不思議な魅力に地獄寺はコアなファンがいたりします。
嘘つきは舌が伸びるんだったかな。
閻魔様の裁きを待つ。
さて、ようやくメインの仏像を見に行きます。
地獄を見学した後にこの神々しさを見たら確かに救いを求めてしまいそうです。
足元の人たちと比べるとその大きさがよく分かります。
指先のところで願い事をします。
リアルCHIKUBI。
それにしてもデカい。
バンコクから車で片道2時間ほどと十分日帰り可能な距離ですので、是非タイで1番大きな仏像の大きさを体感してみてください。
タイ全県制覇:残り64県
9県目:プラーチーンブリー県
どうも、目玉焼きにかけるものは気分で変える派でお馴染みキャベツ次郎です。
今回はバンコクから東に約100キロ、プラーチーンブリー県を訪れます。
プラーチーンブリーには304工業団地という多くの日本人が住む工業団地があったり、バンコクから車で2時間とそんなに離れてるわけではないのですが、バンコク在住者には割と馴染みの薄い県かと思います。
そんなプラーチーンブリーの目玉と言えば、「チャオプラヤーアバイブーべ病院」です。
「病院が目玉?」という感じですよね。
でも、「タイといえばマッサージ」「タイ料理と言えばスパイス・ハーブ」なら納得いただけるかと思います。このチャオプラヤーアバイブーべ病院はハーブ療法の国立研究所であり、アバイブーべブランドの石鹸やコスメなどはバンコクでも至る箇所で販売されています。
と、いうことでタイハーブ研究の最先端に行ってまいります!
行きは贅沢にタクシーで。車内でスイカ茶を。お茶成分は僅かでほぼジュース。そういうものと割り切れば美味しい。
アバイブーべ病院の前に1つ寺院に寄って行きます。「Wat Kaeo Phichit」。
ピンクの外観が可愛らしく、最近作られたであろうハートマークのオブジェからインスタ映えで人を呼び込もうという気概が伝わってきます。
プラーチーンブリーの中心から程遠くない場所ですが、まさに長閑といった趣です。
チャオプラヤーアバイブーべ病院に着きました。こちらは病院の敷地内にある博物館ですが、建物自体がレトロでいい感じです。
ちなみにアバイブーべ病院には外部の人も利用可能なレストランがあります。
こちらがレストラン一押しのメニュー。
あれ、なんだか見たことのある葉っぱのマークがありますねぇ…。
ハッピーガパオライスとハッピージュース。これはたまたま近くのテーブルで注文してたものを撮らせてもらったのです。
アバイブーべ病院では本場のハーバルスパも体験可能です。建物がオシャレ。
行きはタクシーと贅沢をしたので帰りは鉄道を使います。
プラーチーンブリー駅到着。駅前には色々なタイプのトゥクトゥクが停まっています。
駅前という言葉に似つかわしくない発展具合。
気づいたら夏だった風景(当時10月暮れ)。
左の女の子が東リベの服を着ていて日本のアニメの進出具合にたまげました。
心洗われる車窓。
帰宅&戦利品。このマンゴスチンの石鹸はバンコクのスーパーでも良く見かけます。
科学の真髄によるハッピーを体験したければプラーチーンブリーへ(自己責任)。
タイ全県制覇:残り65県
8県目:ラーチャブリー県
どうも、ストⅡではダルシム使いでお馴染みキャベツ次郎です。
前回サムットソンクラーム県でメークローン市場を見学しまして、今回はそのままタクシーで20分ほど移動し、ラーチャブリー県に入ります。
ラーチャブリー県はサムットソンクラーム県より更に西、バンコクからだと120kmほど離れた場所にあります(大体、東京ー三島間と同程度)。
まずはダムヌンサドゥアック水上マーケットを訪れます。アムパワー水上マーケットに並ぶ、水上マーケットの定番観光地ということで先ほどのリベンジです。
このボートに乗ってマーケットを回ります。
普通はこうやって家族とかで回るんでしょうが、こちらの船はオッサンA(漕ぎ手)+オッサンB(客)のみのSpecialなメンバーになっています。
こういう感じで船に乗ってものを売る人もいれば、水路脇の小屋みたいなとこで物を売ってる店もあります。
お店の床ギリギリまで浸水しかけてます…。
アクロバティックなおばちゃん。
フルーツ以外にも船上で調理したヌードルなども売ってます。
さよなら、水上マーケット。タイならではという感じの貴重な経験でした。
Grabを使ってHin Khao Ngu公園を目指します。
奇岩が有名なスポットで観光客もかなりいました(水上マーケットより多かったくらい)。
日本ではなかなか見られないダイナミックな風景の数々。入り口からすぐこういう風景が見られるので特別な装備や体力などもいりません。
お猿もおります。
うーん、これは素晴らしいな。
休憩所にもお猿。
日本人にはまだまだ知られていないと思いますがとても良いスポットでしたHin Khao Ngu。
最後にWat Nong Hoiに寄っていきます。
Hin Khao Nguからは車で10分かからない程度です。
小高い丘の上にあるのでラーチャブリーの町が一望できます。
布袋様。
犬猿の仲、などといいますが実際はお互い不干渉で特に喧嘩もしていない様子。
ここで困ったことが。このお寺は小高い丘の上にあり、タクシーやバイタクも通らずGrabもサービス圏外。歩いて降りるとなると1時間はかからないでしょうが来る時大量の野犬を見かけたので歩きは避けたい…。
完全にこちらの不手際だったのですが、お寺の駐車場で帰りそうな人たちに声をかけてどうにか麓まで乗せてもらえないか交渉します。
結果、バイクの人の後ろに乗せてもらい、最終的にはラーチャブリーのバスターミナルまで乗せてもらえました。
10分ほどしてスコールが降ってきたのでほんととはにならなくて良かった…。コップンカップ、コップンカップ。
初の県またぎ、最後はピンチもありましたがバスに乗って無事帰宅です。
Hin Khao Nguは入場料無料で日本でなかなか味わえないダイナミックな景色を見ることができるのでオススメです。
タイ全県制覇:残り66県